佐野駅からすぐ近くの区画整理から外れた昔の面影を色濃く残す二条通り界隈。
昔、賑わっていたこの地域も時代の流れから人影がなくなり、建物のほとんどは空き店舗になってしまいました。
そんな地域を再び盛り上がらせたいとの思いから立ち上がったのが「ぱっと二条プロジェクト」です。
このプロジェクトは空き家を再利用し店舗等を増やすことで賑わいを作り出すことが目的ですが、それに加えて誰でも気軽に立ち寄れて集える「広場」はこの地域に必要なものだと考え整備しました。
セルフビルドが前提なので、高度な技術を用いないアナログ的な施工方法や使用する材料を検討した結果、広場を形成する床は不要となって解体された大谷石の塀を再利用して敷設し、広場を囲む約100本の格子は安価な野縁材を1本1本打ち込んで空間を形作りました。
そして植栽を施し潤いのある豊かなものとしました。
車が通れない狭い路地と古い建物が高密度にひしめき合う間にぽっかりと空いた「二条広場」がこの地域とここを訪れる人の心を「ぱっと」明るくしてくれる場所になることを望みます。
ぱっと二条プロジェクトInstagram