クリスチャン・ディオール、 夢のクチュリエ

東京都現代美術館へ

建築散策 | 2023.01.26

昨年末から東京都現代美術館で開催されている「クリスチャン・ディオール、 夢のクチュリエ」展へ。
OMAのパートナーでもある重松象平さんがデザインした会場を一目見たくて、ずっと行ってみたいと思っていた展覧会。

随所に日本文化を感じることが出来る空間だった。
上の写真は2007年春夏オートクチュールコレクションSUZURKA-SAN。
葛飾北斎の富嶽三十六景を手描きと刺繍で表現したコートで、Martin Margielaのクリエイティブ・ディレクターでもあるジョン・ガリアーノの作品。


Diorの世界も堪能。
ニュールックの象徴とされている、1947年春夏オートクチュールコレクションで発表された「コロール」ラインのバースーツがお出迎え。
女性がもつ曲線の美しさを表現したオートクチュールのクリエイション、一気にその世界へ引き込まれた。

手書きの原稿やデッサン、型紙や生地など制作過程を知ることが出来る展示は強く印象に残っている。
寸法やクリエイターの感覚的な表現を文字や線で書き表わし、デイテールを表現する為の記録はとても興味深い。
ディオールのメッセージに建築の文字を見みて、その美しさの裏側は並み外れた美への想いと緻密な設計があると感じる展覧会であった。



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