家づくりにまつわるお金の話_vol.3

〜資金計画:住宅ローンの種類や仕組み〜

コラム | 2021.03.07

家づくりにまつわるお金の話
〜資金計画:住宅ローンの種類や仕組み〜
2月のテーマは家づくりで切っても切れないお金のハナシ!
第3回目となる今回は資金計画の3つ目の軸「住宅ローンの種類や仕組み」です。


前回は家計チェックや返済シミュレーションについて取り上げましたが、今回はローンの仕組みをしっかり理解する!
住宅ローンには様々な種類(商品)があることはご存じかと思います。

2021年2月現在、各金融機関の金利推移を見てもほぼ横這いでまだまだ低金利。
10年前からの推移を見ても大きな動きはなく、変動金利、5年固定や10年固定は、過去直近3年を見ても最低水準を保っている状態です。


その為、一般的にはより低金利の恩恵を受けることができる【変動金利型】を選ばれる方が多いかと思います。
一方で、フラット35等の【全期間固定金利型】もまだまだ低金利の状況といえ、どの借り方が正解なのか判断がとても難しい内容ですね。
そこで重要なのは、フラット35がどの様な商品なのか?変動金利がどの様な仕組みなのか?など、各プランの特徴をしっかり理解しておくということです。
私はどちらが正解という答えはないと思っていて、強いて不正解を言えば、各ローンの仕組みを知らずに決めてしまうことかなと。


金融機関のローン窓口に行けばもちろん相談にのってくれますが、銀行からすれば住宅ローンは商品になり、より儲けが出るローンを進めるはずです。
簡単に言えば、金利が変化しても金融機関側にリスクの少ない変動金利型を勧めるケースが一般的ということ。
低金利の今は尚更でしょう。

その他各ローンで様々な要件や仕組みがあるので、そこを十分理解した上でローンを組んで頂くことが正解だと思います。
125%ルールや未払利息、フラット35技術基準などなど..ここで全てをお話しするのは難しですね。
他にもお金に関わる話は盛りだくさん。
例えば親から住宅取得資金の援助を受けるケースあれば、贈与税非課税措置などもありますね。
住宅取得に関わる様々な優遇制度もあるので、どこかのタイミングでお伝えしていきたいと思います。

次回は2021年4月からスタートする省エネ性能に関する説明の義務制度についてご紹介していきたいと思います。
それではまた来週。written by mika