家づくりにまつわるお金の話_vol.2

〜資金計画:返済シミュレーション偏〜

コラム | 2021.03.07

家づくりにまつわるお金の話
〜資金計画:返済シミュレーション偏〜

2月のテーマは家づくりで切っても切れないお金のハナシ!
第2回目となる今回は資金計画の2つ目の軸「返済シミュレーション」です。
前回は家づくりで発生する全ての金額について取り上げましたが、今回は返済計画について。
月々の返済がいくらになるか?
返済期間は何年か?
ボーナス払いをするのか?
などなど、一番気になる部分ですね。


ここで重要になるのは、2点。
①:借りることができる金額と借りて良い金額は違う…ということ。
②:住宅ローンの種類や仕組みを十分理解しておく…ということ。


今回は①について解説します!
もちろんローンを組まずにというケースも0ではありませんが…多くの方が住宅ローンを組みます。
金融機関がいくら融資してくれるか審査し、借入額を検討していく訳ですが、例えたくさんのお金を借り入れできる結果が出ても、各々の生活(無理のない返済額)を考えないと毎日の暮らしが苦しくなってしまうこともあります。
収入もあり沢山の借入ができることは素晴らしいことですが、食費が比較的多かったり、車の維持管理費があったり、子供の習い事などなど、それぞれの家族で生活スタイルや事情が異なります。


そこでお願いしているのが「家計チェック」!
より具体的な資金計画のアドバイスができる様に「家計チェックシート」に記入をお願いしています。
資金計画のプロにも入って頂き、収入・携帯使用料・現在の光熱費・お小遣いや交際費・ガソリン代など多岐にわたる項目からアドバイスや見直しを行います。
  
  
ここでよく話に出るのが、建築予算を100万円と月々返済3,000円UPの話。
ざっとの試算になりますが、35年ローンで考えた場合、月々の返済額が3,000円増えると建築予算が100万円増えるという目安があります。


例えば…
「仕上げ材を左官にしたいけど、あとプラス100万円ほどコストがかかりそう」なんてことになった時、ご夫婦の携帯代を見直して各1000円ずつ削る方法を考えたり、お小遣いを1000円下げてみたり…ほんの小さな頑張りで希望の家を手に入れることにつながります。
たかが1,000円ですが、35年という長期間で考えると大きなことですね。
この様な小さな気付きを家計チェックで知っていただき、住宅ローンの組み方や予算を一緒に考えて行きます!


お金の話はなんとなく相談しにくい内容ですが、ここをしっかり見直しておくことが大切です。


次回は重要ポイント②「住宅ローンの種類や仕組み」をご紹介します!
それではまた来週。  written by mika