敷地は新たに分譲され、周辺建物が今後建設されることが予想される為、十分な面積を持つ敷地ではあるが、プライバシーを確保する為、光庭を設けたコートハウスとした。 　
　
アプローチからエントランスまでは、天井高を抑えた土間を設け、その先に広がる中庭の光や室内空間の広がりを演出する。 　
　
中庭を囲む様に設け通路は、室内奥まで光を届けると共に生活動線をスムーズなものとし、開口位置も今後建つ周辺建物からの視線を考慮し計画した。 　
　
中庭からの光や風、外装材を室内に連続させる素材感など、内と外の連続性を意識した落ち着きのある空間を持つ住宅である。